泥棒は再犯罪率49%と他の刑法犯の28.5%と比べても非常に高いことがわかります。
前科11犯以上2%で、H18年188人もいました。
つまり、「職業が泥棒」なのです。
何度も犯行を重ねる泥棒にとっては、捕まることは今までの犯行が明らかになり、長い年月刑務所に入るということを意味します。
だからこそ泥棒が犯行において完全犯罪を願っているのはいうまでもないことです。
「安全性」…人目につかずに犯行できるか、捕まらないか。
「容易性」…簡単に侵入できるか。
「確実性」…確実に儲けることができるか
「人目につくこと」を嫌がるのは、誰かに顔を見られる可能性が高い、すなわち、つかまる可能性が高くなるからなのです。
泥棒は侵入に5分以上かかるのをイヤがります。侵入を手間取らせる方法でドアはツーロック、ピッキングやサムターン 回し対策や窓は割れにくいガラスや防犯フィルム貼って強化することが効果的です。
人目につくのをイヤがるため、侵入をためらわせる防犯システムが設置されていることを表示したり、防犯カメラの設置も 効果的です。建物の中に入られる前に、「防犯システムが設置されている」ことを明確に泥棒に提示し、狙う対象から 外させることこそが最も大切です。
泥棒にとっては最も効果のあるのは「威嚇」です。非常な緊張状態の中で犯行を実行している泥棒にとって突然サイレンや ベルが鳴る、ライトがつくというのは、非常に効果的です。誰かが自分Sの侵入に気づかれる、周りの人に顔を見られることを、 泥棒は最も嫌うのです。泥棒が建物の中に侵入する前に撃退することができます。
泥棒が侵入所用時間を非常に気にするのは、侵入するまでの間に誰かに見つかることを恐れるからです。そのために綿密な「下見」を 実施し、「侵入しやすい建物」「見つからない建物」を狙って侵入するのです。
補助錠やピッキングに強い錠前などは侵入するのに所用時間がかかるため(その分見つかる可能性が高くなるので)プロの泥棒は避けるのです。